フリーランスのWebライターになるには?未経験から始める方法や年収も解説!

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フリーランスのWebライターってどうすればなれるの?

未経験からフリーランスのWebライターになる方法は?

この記事をご覧の方は、上記のような疑問をお持ちではないでしょうか?

現代では、時間と場所に捉われずに仕事ができるフリーランスWebライターは人気の職業です。

しかし、何の準備もなくフリーランスWebライターになると、生活が成り立たなくなるリスクもあります。

そこでこの記事では、Webライター歴8年の筆者が、フリーランスWebライターになる方法や手順を詳しく解説していきます。

この記事を読んで分かること
  • フリーランスWebライターになるまでの手順
  • フリーランスWebライターの仕事内容・年収
  • 案件の見つけ方やスキルアップ方法
  • フリーランスWebライターになるのに適したタイミング
  • フリーランスWebライターのメリット・デメリット
目次

フリーランスWebライターとは?

ノートパソコンとコーヒーカップ

Webライターの主な業務は、Webサイトに掲載される記事を執筆することです。フリーランスでも、副業でも基本的な業務内容は同じです。

近年はフリーランスという働き方に注目が集まっていますが、中でも「フリーランス×Webライター」は特に人気のスタイルです。時間と場所にとらわれず自由に働けることから、若い世代を中心に人気が高まっています。

実際にクラウドソーシングサイト最大手の「クラウドワークス」には約4万人のWebライターが登録されています。今後もWebライターの数は、右肩上がりに増え続ける予測です。

大田ごう

年々、Webライターを目指す人は増えていると言われています。

フリーランスWebライターの仕事内容と年収

スマホを見ながらメモを取っている男性

フリーランスWebライターの主な仕事は、クライアント(依頼主)から依頼されたテーマに沿って記事を書くことです。基本的にはパソコンとインターネット環境さえあれば仕事ができます。

ただし記事の難易度には幅があり、高い専門性が要求される仕事も多いです。当然ながら、難易度が上がるほど、報酬も高くなる傾向にあります。

仕事内容によっても得られる報酬に差があるため、フリーランスWebライターの年収格差は大きいです。ここではでは、フリーランスWebライターの一般的な仕事内容と年収について解説します。

フリーランスWebライターの仕事内容

フリーランスWebライターの主な仕事は、Web上に公開される記事を書くことであり、「SEOライター」とも呼ばれます。

SEO(Search Engine Optimization)とは「検索エンジン最適化」とも呼ばれ、Webサイトが検索エンジンの検索結果で上位に表示されるようにするための施策を指します。

Webライター(SEOライター)の主な役割は、クライアントが運営するサイトの記事を代行執筆し、執筆した記事が検索エンジンで上位表示されることです。

執筆した記事がWeb上で上位表示されるかどうかが、Webライターとしての実績と信頼につながります。

大田ごう

ただ記事を書くだけでなく、検索エンジンで評価される「質の高い記事」を執筆することが重要です。

フリーランスWebライターの年収

年収割合
200万円未満32.0%
200~400万円未満26.9%
400~600万円未満21.5%
600~800万円未満8.2%
800~1000万円未満5.5%
1,000万円以上3.7%
未回答1.8%
出典:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書2019」

上記は「フリーランス白書2019(一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」による文筆系フリーランス(Webライターほか、コピーライター・取材ライターを含む)の年収分布を示したデータです。

最も割合が多いのは「200万円未満」であり、これは一般的なサラリーマンの平均年収(約460万円)を下回ります。ただし「200~400万円未満」および「400~600万円未満」もそれぞれ20%を超えていることから、フリーランスWebライターの平均年収は約300万円前後になるでしょう。

一方で「高所得者層」とされる年収800万円以上の人も9%以上存在していることから、高収入を目指すことも十分可能な職業であると言えます。

フリーランスWebライターの始め方と手順

鉛筆を持った男性の手とキーボードなど

フリーランスWebライターとして独立するのはリスクも伴うため、段階を踏んで目指すことが重要です。

そこでここでは、フリーランスWebライターになるための具体的な手順を解説していきます。

これらのステップを踏むことで、独立後に生活が成り立たなくなるリスクを最小限に抑えることができます。

なお本記事では「完全未経験」からフリーランスWebライターを目指すことを想定しています。既にWebライターとして活動している方は、「4.直接営業などで長期契約できるクライアントと契約する」を参照してください。

1.作業環境を整える

Webライターとして活動を始めるには、まず作業環境を整えることが大切です。これまでWebライターの経験がない人は、以下の機材と環境を準備しましょう。

  • PC(ノートPCが望ましい)
  • インターネット環境
  • デスク、チェア
  • 作業ができる場所(自宅・カフェ・コワーキングスペースなど)

基本的に上記4つが揃っていれば、Webライターとして活動を始めることができます。集中してライティングに取り組める環境を整えることがポイントです。

高額なPCを購入したり、月に数万円もかかる仕事場を契約する必要はありません。まずは「スモールスタート」を心がけましょう。

大田ごう

できるだけ初期投資を抑えるのも大切なポイントです。

2.SEOライティングに必要なスキルを習得する

「Webライターはスキルゼロでも始められる」という人もいますが、それは誤解です。

確かに文章が書ければ、仕事を受注して納品することはできます。しかしスキルがないまま低品質な記事を納品すれば、確実にクライアントからの信頼を失います

今後一切仕事が来なくなるだけでなく、関連する他クライアントにも悪い評判が伝わる可能性があります。もしも未経験からWebライターを目指す人は、最低限のSEOライティングスキルを身に付けてから仕事を受注しましょう。

未経験からSEOライティングを学ぶには、以下の方法がおすすめです。

  • 書籍を最低1冊読む
  • テーマを決めて1~3記事書いてみる
  • 関心のあるジャンルの上位記事を10記事読む

上記3つを実践するだけで、最低限必要なスキルは身に付きます。1~2週間あれば習得できるので、まずは取り組んでみましょう。

3.副業として実績を積む

Webライターとして必要な環境とスキルを整えたら、次は副業として実績を積みましょう。未経験のWebライターが実績を積むには、クラウンソーシングサイトの利用がおすすめです。

クラウンソーシングには多くのWebライティング案件が掲載されており、自分のスキルレベルに合った案件を選ぶことができます。特にこだわりがないのであれば、以下のサイトを利用しましょう。

いずれも国内最大級のクラウンソーシングサイトであり、Webライティング案件も豊富に掲載されています。まずは得意なジャンルや、難易度の低い案件を選びましょう。

また、初心者が競争率の高いクラウンドソーシングでいきなり高単価案件を狙うのは難しいです。まずは文字単価1.0円以下の案件から着実に実績を積み上げていきましょう。

4.直接営業などで長期契約できるクライアントと契約する

次は長期的に安定して仕事を依頼してくれるクライアントとの契約を目指しましょう。フリーランスWebライターの収入は変動しやすいため、継続的に案件を依頼してくれるクライアントの存在は貴重です。

長期契約できるクライアントを探すには、企業のホームページや公式SNSから「直接営業(メールもしくは電話)」を行いましょう。

また営業先としておすすめなのは「Webコンテンツ制作会社」がおすすめです。Webコンテンツ制作会社は、記事制作を専門にしているので、安定的に仕事を依頼してくれる可能性が高いです。

大田ごう

長期契約が見込めるクライアントは、仕事の難易度も高い傾向にあるため、Webライターとしてのスキルアップにもつながります。

5.フリーランスとして必要な月収目標を立てクリアする

副業で実績がある程度出たら、フリーランスとして独立した後を見据えた「月収目標」を設定しましょう。副業段階でその目標を達成できれば、独立後も安定した生活を送りやすくなります。

月収目標を設定する際は、現在会社から得ている給与額を基準にするのが一般的です。たとえば月給30万円であれば、まずは同じ額を目標に設定しましょう。

副業の段階で現在の給与と同額を稼げるようになれば、独立後も同額、あるいはそれ以上の収入を得られる可能性が高いです。

大田ごう

ハードルは高いですが、副業段階で本業と同じ額を稼げれば、フリーランスとして生計を立てられる可能性は高いです。

6.フリーランスとして独立する

月収目標をクリアできたら、いよいよフリーランスとして独立します。会社員からフリーランスへ移行する際に必要なアクションは、主に以下の通りです。

  • 退職手続き
  • 開業届の提出
  • 税務・会計関連の手続き
  • 保険・年金関連の手続き
  • 既存クライアントへフリーランスになったことの連絡

会社を退職したあとは、フリーランスとして開業するための各種手続き行います。開業届(青色申告)の提出に加えて、税務・保険・年金などの手続きも必要です。

また、フリーランスとして独立したことは既存のクライアントにも報告しておきましょう。稼働時間を増やせることを伝えれば、多く仕事を割り振ってもらえる可能性があります。

フリーランスWebライターの仕事・案件の探し方

PCで仕事探しをする男性

フリーランスのWebライターは、「仕事がない=収入ゼロ」となるリスクがあります。そのため、安定的な案件獲得が欠かせません。

ここでは、フリーランスWebライターが仕事・案件を探すための方法を解説します。

それぞれにメリットとデメリットがあるため、内容をよく理解したうえで、自分にあった方法を選びましょう。

企業へ直接営業する

フリーランスのWebライターに最もおすすめの方法は、企業に直接営業して契約を結ぶことです。実際にフリーランスとして長く活動している人は、企業と直接契約を結んでいる人が多いです。

企業へ直接営業することのメリット・デメリットは、以下の通りです。

メリットデメリット
・高単価で契約できる可能性がある
・長期契約になりやすい
・実績として今後の活動が優位になる
・営業メールを送っても返信がこない可能性が高い
・テストライティングなどの基準が厳しい

企業へ直接営業することで、高条件かつ長期契約を結べるチャンスがあります。一方で「契約合意に至るまでのハードルが高い」というのがデメリットです。

書類選考で落ちることも多いですが、ポートフォリオや職務経歴書を整えることで、通過率を上げられます。上手に強みをアピールし、企業へしっかり売り込みましょう。

クラウドソーシングを利用する

「クラウドワークス」などのクラウンドソーシングサイトは、フリーランスにとって心強い存在です。クラウンドソーシングを利用することには、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
・直接営業より契約に至る可能性が高い
・実績がサイト上に蓄積されていく
・納品後未払いのリスクが低い
・低単価案件が多い
・長期契約につながりにくい
・詐欺や勧誘のリスクがある

サイトが仲介人としての役割を担うため、正しく利用すれば「納品後未払い」のリスクを回避できます。案件数も多いため、直接営業より契約合意に至る確率は高いでしょう。

ただし、発注側(クライアント企業)は、サイトに仲介手数料を支払う必要があるため、案件単価は低くなりがちです。低単価案件ばかり受けていると収入が伸びず、生活が不安定になる可能性があるので注意しましょう

大田ごう

クラウドソーシングだけに依存せず、直接営業と同時並行で活用しましょう。

求人サイトから応募する

企業が掲載している求人サイトを通じて、Webライターの募集に応募する方法もあります。求人サイトを使って案件を獲得することのメリット・デメリットは、以下の通りです。

メリットデメリット
・クライアントの信頼性が高い
・高単価の案件が見つかることがある
・単発ではなく、継続的な契約につながる可能性がある
・経験者のみ応募可能な案件が多い
・書類選考のハードルが高い
・勤務時間や稼働時間に制限がある場合も

正社員・アルバイトではなく、「業務委託」で求人を絞って検索しましょう。

Webライターにおすすめの求人サイトには、以下のものがあります。

「Webライター×業務委託」は求人数自体が少ないので、大手求人サイトを利用しましょう。求人情報は掲載期間が限定されるので、募集が見つかったらすぐに応募するのがポイントです。

フリーランスエージェントを活用する

フリーランスエージェントとは、案件を受けるフリーランスと依頼するクライアントの仲介をおこなうサービスです。フリーランスエージェントのメリット・デメリットには、以下が挙げられます。

メリットデメリット
・直接営業の手間を省ける
・高単価案件を受注しやすい
・事務作業のサポートがある
・中間マージンが発生する
・参画までに時間と手間がかかる
・常駐案件が多い

Webライターのなかには「営業活動が苦手…」という人も多いです。フリーランスエージェントなら営業活動をエージェントが代わりに行ってくれるので、営業が苦手な人にとってメリットが大きいでしょう。

ただしエージェント側への手数料が発生する他、登録・利用までに時間と手間がかかります。直ぐにでも案件が欲しい人にとってはやや不向きでしょう。

ブログ・SNSから集客する

フリーランスのWebライターとして活動するのであれば、ブログ・SNSの運用は必須です。ブログ・SNSを運用することで、自分をアピールすることができます。

Webライターのなかには「自己アピールが苦手…」という人もいますが、フリーランスとして活動するうえで自分をアピールすることはとても大切です。

以下のメリットとデメリットを理解したうえで、最低でもブログ・SNSのどちらかは運用しましょう。

メリットデメリット
・案件の引き合いがくる可能性がある
・案件の単価交渉がしやすい
・多額の広告費用が必要ない
・運用に手間と時間がかかる
・低品質なコンテンツは評価を下げてしまう

ブログ・SNSを運用することで、営業活動をせずとも案件の引き合いがくる可能性があります。また基本的に広告費用が発生しないので、個人で活動するフリーランスにはピッタリです。

ただし低品質なコンテンツを運用してしまうと、「スキルが低いライター」と評価されてしまいます。高品質で第三者からも評価を得られるコンテンツを運用しましょう。

フリーランスWebライターになるメリット

メリットと書かれたメモ帳

フリーランスWebライターの仕事はリスクもありますが、メリットも大きいです。フリーランスWebライターになることで、以下のようなメリットがあります。

それぞれのメリットを理解したうえで、フリーランスWebライターになるかを検討しましょう。

時間や場所を選ばず働ける

フリーランスWebライターの最大のメリットは、時間や場所を選ばずに働けることです。会社員のように決まった場所と時間に出社する必要はありません。

実際にフリーランスWebライターは、以下のような場所で活動する人が多いです。

  • 自宅
  • カフェ・喫茶店
  • コワーキングスペース

自宅だとプライベートが混在するため、カフェやコワーキングプレースを利用する人も多いです。特にコワーキングプレースは、割安な料金で利用できる場所が多くあります。

また24時間好きな時間に働けるので、時間を選ばず執筆することが可能です。早朝や深夜など、自分が活動しやすい時間帯で執筆しましょう。

大田ごう

自由な働き方ができることから、フリーランスを目指す人は急増しています。

自分の得意な分野や趣味を活かせる

Webライターになれば、自分の得意分野や趣味の知識をそのまま活かせます。たとえば「テニス」が趣味の人であれば、テニスに特化した記事の執筆で知識・経験を活かせるでしょう。

得意ジャンルがあることは、Webライターにとって大きな強みです。得意ジャンルがあることで、以下のようなメリットがあります。

  • 専門分野の案件を獲得しやすい
  • クライアントからの評価を得やすい
  • 知識のインプットが最小限で済むので、納品までのスピードが上がる

専門分野の知識があれば、知識のインプットに時間をかけずに済みます。つまり納品までのスピードが上がることで、結果的に時給も上げることが可能です。

また会社員時代に得た知識もそのまま活用することができます。本業で得た知識を活かして、高単価案件の獲得を目指すのもおすすめです。

収入が急増するチャンスがある

フリーランスのWebライターになることで、収入が急増する可能性があります。実際に年収1,000万円を超えるフリーランスWebライターも多いです。

会社員は毎月決められた額の報酬が得られる一方、いきなり月収が数十万円単位でアップすることはほとんどありません。下記は厚生労働省による企業規模毎の年次昇給平均額です。

企業規模令和5年令和4年
5,000人以上12,934円6,478円
1,000人~4,999円9,676円5,393円
300~999人9,227円5,658円
100~299人7,420円4,738円
出典:厚生労働省「令和5年賃金引上げ等の実態に関する調査の概況 2. 賃金の改定額及び改定率

従業員数が5,000人以上の企業が、最も年次昇給額が多い結果となっています、月に約1万3千円、年に換算すると約39万円のアップとなります。

フリーランスとして結果を出すことができれば、月に数十万円のアップも不可能ではありません。会社員に比べれば収入が急増する可能性は高いと言えるでしょう。

仕事量を自分で決められる

仕事の量を自分で決められるのは、フリーランスwebライターの特権です。1日中仕事をしないことも可能ですし、1日12時間以上働くこともできます。

ただしフリーランスWebライターは、仕事量に応じて収入が変動するため長時間仕事をする人が多いです。また収入が不安定になりやすいため、常に多くのクライアントを抱えており、結果的に仕事量が膨大になるケースが多々あります。

「仕事量を少なくしたいからフリーランスを目指そう」というのは危険なのでやめましょう。特に駆け出しの頃は長時間業務になる人が多いので、会社員時代より激務になる可能性があります。

大田ごう

「会社員時代より大変になった」というフリーランスが大半です。楽をして稼げるわけではないことを理解しておきましょう。

職場の人間関係が発生しない

フリーランスWebライターになれば、わずらわしい職場内の人間関係は発生しません。そもそも上司や同僚・後輩がいないので、職場での人間関係構築は不要です。

ただしフリーランスWebライターにコミュニケーション能力が不要なわけではありません。少なくともクライアントとの良好なコミュニケーションは必須です。

「フリーランスにはコミュニケーション能力は必要ない」と言う人もいますが、鵜呑みにしないようにしましょう。最低限のコミュニケーションを取れることは、フリーランスWebライターとして生きるために必須です。

フリーランスWebライターになるデメリット

パソコンのキーボードを押す男性

多くの人が周知の通り、フリーランスになることにはデメリットも存在します。フリーランスWebライターになることのデメリットは、以下の通りです。

それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。

収入が不安定になる

フリーランスWebライターは、会社員よりも収入が不安定になりがちです。毎月決まった収入が得られるわけではなく、完全歩合制で仕事をすることになります。

クライアント側も予算に限りがあるため、予算上限に達した場合には急に依頼が途切れるケースも珍しくありません。1社のクライアント企業だけに依存していると、一気に収入がゼロになる可能性があります。

フリーランスとして生きていくうえでは、複数のクライアントと契約しておくのが定石です。最低でも2社以上のクライアントと契約し、片方のクライアントからの依頼が途切れても、収入がゼロにならない状態を作っておきましょう。

大田ごう

1社のクライアント企業に依存するのは危険です。複数のクライアントと契約することを念頭におきましょう。

稼げるまでに時間がかかる

独立から数ヶ月以内に十分な報酬を得られる人はごく僅かです。多くのフリーランスは、駆け出しの頃に収入が十分でない状態に陥ります。

フリーランスとして独立直後に収入面の不安をできるだけ回避したい人は、以下のことを独立前に徹底しましょう。

  • 高単価で長期契約できるクライアントと契約しておく
  • 無駄な支出を減らしておく
  • 困ったときに相談できる人を見つけておく

特に長期間契約できるクライアントを独立前に見つけておくことが重要です。フリーランスとして独立後も安定して仕事をもらえます。

また無駄な支出を極力減らしておくのもポイントです。趣味や娯楽に割いていたお金を貯金に回すことで、フリーランス独立後の金銭的不安を軽減できます。

徹底した自己管理が必要

フリーランスWebライターにとって自己管理能力は、仕事の実績と直結する要素です。自己管理ができないフリーランスは、十分な実績を挙げることができず、自然と姿を消します。

会社員であれば始業と終業の時間が決まっているため、メリハリのある生活を送ることが可能です。しかしフリーランスは、24時間好きな時間の使い方ができます。

極端に言えば、24時間仕事をすることもできますが、逆に娯楽と睡眠にすべての時間を使うことも可能です。もちろん周囲が強制的に仕事をする環境を作ってくれるわけではないため、自己管理ができない人は自然と堕落していくことになります。

大田ごう

「好きな時間に働ける」ということは、誰にでもメリットになるわけではありません。

税金や社会保険料を自分で払う必要がある

会社員であれば、企業が給与額から税金や社会保険料を差し引いてくれます。しかしフリーランスWebライターは、税金や社会保険の手続きを自分でしなければなりません。

フリーランスが自分で手続きをする必要がある税金や社会保険は、以下の通りです。

税金の種類社会保険の種類
・所得税
・住民税
・消費税
・国民年金保険
・国民健康保険
・介護保険料

フリーランスにとって税金や社会保険料の納付は、記事執筆と同じくらい重要です。もしも適切に税金を納めていなかった場合には、「脱税」とみなされ罰を受けることになります。

フリーランス独立直後は時間の余裕もないため、可能であれば副業時代に税金や社会保険について学んでおくのがおすすめです。

どうしてもフリーランス独立後に自分で手続きができない場合には、税理士などの専門家に相談しましょう。依頼費用はかかりますが、税金・社会保険料支払いの不備を回避できます。

会社員より社会的信用度が低い

フリーランスWebライターは、社会的な信用度が低い職業です。会社員時代は勤める企業が、自分自身の社会的信用を担保してくれます。

しかしフリーランスになると企業の後ろ盾がないため、社会からの信用は大きく下落するでしょう。社会的信用が下がってしまうと、以下のような影響が出ます。

  • 賃貸物件の契約・住宅ローンが組みにくい
  • クレジットカードの審査が通りにくい
  • 周囲からの風当たりが強くなる

特に金融機関からの信用度が下がり、住宅ローンやクレジットカードの審査が通りにくくなります。

また日本は会社員の割合が大半であるため、フリーランスであることに偏見を抱く人も多いです。「楽して稼いでいる」「定職に就く気力がない」など、間違った理解を示す人も少なくありません。

社会的信用を得るためには、フリーランスとして長く働き、かつ高い実績を積むしかありません。収入が安定していることを示せば、社会からの信頼度も高まっていきます。

大田ごう

周囲からの信頼を得るためにも「圧倒的な実績」を出しましょう!

フリーランスWebライターになるのに適したタイミング

迷路を突破する矢印

この記事をご覧の方のなかには、フリーランスになるタイミングを見計らっている人も多いのではないでしょうか。フリーランスWebライターになるタイミングを計ることは、リスクを最小限にするためにも重要です。

そこでここでは、フリーランスWebライターになるのに適したタイミングを解説していきます。

それぞれの要素について詳しく解説していきます。

生活できる収入の見通しがある

実際にフリーランスWebライターになった場合、会社員時代と同等の収入が得られるかを考えましょう。見通しがない場合は、独立直後に生活難に陥る可能性が高いです。

たとえば現在の会社で月給30万円を貰っている場合には、フリーランスとして独立直後に30万円稼げるかを検討します。会社からの給与と同じ額を稼げるのであれば、困窮するリスクは低いでしょう。

ただし、現在十分な給与を得ており、余剰分を貯蓄に回せる人は例外です。たとえば給与が40万円で毎月10万円を貯蓄しているなら、最低限必要な収入は30万円ということになります。

大田ごう

給与と同じ額を稼げるかをイメージしてみましょう。

長期的契約できるクライアントがいる

長期契約が可能なクライアントは、フリーランスにとって欠かせない存在です。長期的に取引できるクライアントがいれば、安定して収入を得ることができます

以下の要素を満たしているクライアントは、長期契約してくれる可能性が高いです。

  • 数十件の仕事をまとめて発注してくれる
  • Webコンテンツ制作会社(記事代行業者・Webマーケティング会社など)
  • 直接営業やフリーランスエージェントで契約した取引先
  • 既に数年間取引が継続している企業

記事制作代行やWebマーケティングなどをおこなうコンテンツ制作会社は、記事制作に費やす予算が大きいため、長期的に発注してくれる可能性が高いです。

可能であれば、上記いずれかを満たしたクライアントを副業時代に見つけましょう。長期契約できるクライアントがいれば、心に余裕をもってフリーランスWebライターを目指せます。

家族の理解が得られている

妻(旦那)や子供がいる人は、必ずフリーランスになることへの同意を得ましょう。フリーランスとして独立後は生活が不安定になる可能性が高いため、家族からの理解が欠かせません。

もしもフリーランスになった当人の収入が激減した場合、パートナーが家族に必要な収入を稼ぐことになります。特にフリーランスとして駆け出しの頃は、会社員時代よりも収入が減少しがちなので、家族からのサポートが欠かせません。

もしも家族からの理解が得られない場合は、どの部分に家族が不安を感じているかを明確にしましょう。そのうえで不安を払拭できる材料を揃えるのがポイントです。

大田ごう

フリーランスになることに不安を感じる人は多いです。家族で話し合ったうえで決めましょう。

困ったときに相談できる人がいる

フリーランスWebライターとして独立するなら、相談できる人(メンター)が必要です。フリーランスは孤独感が強いため、相談できる人がいないと挫折してしまう可能性が高くなります。

もしもメンターがいない人は、有料・無料を問わず何らかのコミュニティに所属しましょう。おすすめのWebライターコミュニティには、以下があります。

なかでも「ライター組合」は、国内最大級のWebライターコミュニティです。有名Webライターの「佐々木ごう」氏をはじめ多くのプロWebライターが講師陣として在籍しています。

基本的にコミュニティは、無料または月額5,000円以下で加入できることがほとんどです。必要経費だと思って入会しておくと困ったときに役立つツールとなるので、ぜひ入会しておきましょう。

将来のビジョンが明確にある

フリーランスのWebライターを目指すのであれば、将来に明確なビジョン(目標)を持ちましょう。将来のビジョンが明確になることで、日々の業務における活力になります。

「年収1,000万円になりたい」「南の島に移住してWebライターをやりたい」など、目標は何でも構いません。成りたい自分をイメージして言語化しましょう。

フリーランスという職業は、会社員のように出世・昇給・ノルマなどがないため、目標を見失いがちです。将来に明確なビジョンを持っておくことで、日々の地道な業務を継続できます

大田ごう

驚くほど地味な毎日が続くため、ビジョンがないと長続きしないことがほとんどです。

フリーランスのWebライターになるためのスキルアップ方法

パソコンのキーボード

フリーランスのWebライターとして生きていくには、日々のスキルアップが欠かせません。日々スキルアップしていくことで、実力が身に付き、それが仕事の成果にも繋がっていきます。

Webライターのスキルアップ方法には様々なものがありますが、特におすすめしたいのは以下の方法です。

フリーランスWebライターになるためのスキルアップ方法

フリーランスになる前だけでなく、フリーランスになった後も継続しましょう。

記事の添削を第三者から受ける

Webライティングのスキルを高めるために最も有効な方法は、記事の添削を第三者から受けることです。第三者からの添削を受けることで、自分の弱点を明確にすることができます。

添削を受けるのに最も適した方法は、実際に仕事を受注することです。多くのクライアントはWebディレクターを抱えており、ディレクターが記事制作における業務全般を担当します。

Webディレクターはサイト運営全般を管理しているので、ライティングスキルにも長けている場合が多いです。

SEOライティングに長けているディレクターから添削を受けることで、自分の弱点を客観的な視点から指摘してもらえます。自己分析だけでは気づけない弱点も明確になるはずです。

大田ごう

指摘内容は素直に受け止め、スキルアップに活かしましょう!

書籍を読む

書籍を読むことで、Webライターのスキルを体系的に身に付けられます。書籍にはWebライターに必要なスキルが網羅されているので、読むだけで基本的なスキルは一通り身に付けられるでしょう。

Webライターにおすすめの書籍には、以下が挙げられます。

上記3冊は、Webライターなら一度は読んでおきたい書籍です。一度で内容を完璧に理解するのは難しいため、最低でも2回は読み返しましょう。

ブログを運営する

ブログ運営をすることで、Webライターに必要なスキル全般が身に付きます。ライティングスキルはもちろん、SEOスキルも網羅的に身に付くでしょう。

ブログを運営する際には、必ず上位表示を狙うことを目標にします。盲目的に記事を書いているだけだとSEOスキルが身に付きません。

上位表示を狙って記事を書くことで、SEOにおける実践的なスキルが身に付きます。習得したスキルは、Webライターとして活動するうえで大きな武器となるはずです。

大田ごう

運営しているブログが上位表示されれば、ブログからの収益にも期待できます。

フリーランスのWebライターとして年収アップするための方法

矢印とコイン

「フリーランスになったら出来るだけ高い収入を得たい!」と考える人は多いはずです。

しかし闇雲に仕事をしているだけでは高い収入を得ることはできません。それどころか年収が挙がらず、モチベーションがどんどん低下してしまうでしょう。

そこでここでは、フリーランスのWebライターとして年収アップするための方法を具体的に解説していきます。

フリーランスWebライターが年収アップするための方法は、以下の通りです。

フリーランスWebライターが年収アップするための方法

上記はフリーランスになってからだけでなく、副業段階から実践できるので早い段階から取り入れましょう。

SEO会社・Web制作会社と契約を締結する

SEO会社・Web制作会社は、他業界の企業よりも記事制作にかける予算が多いため、Webライターへの報酬も高い傾向にあります。

予算が多いということは、能力があって成果の出せるWebライターには、高い報酬を支払う用意があるということです。

もちろんSEO会社・Web制作会社だからといって、すべてのWebライターに高額な報酬を支払うわけではありません。あくまでWebライターとして高いスキルを有していることが前提条件です。

大田ごう

SEO会社などはコンテンツ制作そのものを生業にしているので、安定的に仕事がきやすいというメリットもあります。

時給を意識して仕事する

Webライターの仕事は成果報酬制なので、時給に対する意識は薄れがちです。時給への意識が薄れてしまうと、仕事量と賃金のバランスが崩れてしまいます。

たとえば1記事・3万円の仕事に50時間かかると、時給は600円です。1記事3万円は高額報酬の仕事に分類されますが、時間をかけるほど時給は下がってしまいます

フリーランスのWebライターは時給を意識するために、以下のポイントを押さましょう。

  • 目標時給を決める
  • 目標時給から記事執筆完了までの目標時間を設定する
  • 目標時間内に納品するよう執筆する

上記のステップで仕事をすることで、時給意識が芽生え、より高い年収を得ることに繋がります。

高単価案件にチャレンジする

いつまでも低単価案件をこなしていると、収入もスキルも上がりません。フリーランスWebライターとして一流を目指すなら、どんどん高単価案件にチャレンジしましょう。

高単価案件は報酬が多い反面、難易度が高いため、より高度なスキルが必要です。文字単価2円をボーダーラインとし、3円・4円・5円と高単価案件の獲得を目指して活動しましょう。

単価が上がれば収入も自然に増え、Webライターとしての実績とスキルも着実に蓄積されていきます。

大田ごう

文字単価1円台をできるだけ早く突破しましょう。

フリーランスのWebライターとして活動する際の注意点

ペンとノートと積み木

フリーランスWebライターになることにはリスクがあるため、いくつか注意点を理解しておくことが重要です。

注意点を理解しておかないと、思わぬトラブルに発展するケースもあるので注意しましょう。

常に3件以上の案件を確保しておく

フリーランスWebライターは、仕事が急に無くなるリスクと隣り合わせです。常に3件以上の案件を確保しておくことで、仕事がゼロになるリスクを回避できます。

どんなにクライアントとの関係を良好に築けていたとしても、クライアントの予算がなくなってしまうと、途端に案件の依頼は途絶えてしまいます。

「親切なクライアントだったのに、突然仕事を打ち切られてしまった」というのは、フリーランス界隈でよくある話です。

1つのクライアントに依存してしまうと仕事がゼロになるリスがあるため、3件以上の案件を確保してバランスよく受注しましょう。

フリーランスにも人間関係は重要

フリーランスWebライターにとって、人間関係は仕事の実績と直結する要素です。特にクライアントとのコミュニケーションは、中長期的に取引を続けるために不可欠となります。

「人間関係が嫌いでフリーランスになった」という人は多いですが、フリーランスにも人間関係の構築は重要です。

クライアントと適切にコミュニケーションをはかることで、信頼を得ることができます。信頼度の高いWebライターになることで、長期的にお付き合いできるでしょう。

大田ごう

人間関係の構築は、フリーランスであっても避けられません。

記事の著作権に注意

納品後の記事の著作権は、記事を依頼したクライアントに移行するため、Webライターが納品後の記事を自由に取り扱うことはできません。

もし納品後の記事を実績として公開したい場合は、クライアントからの許可が必要です。無許可で記事を第三者に公開した場合、「著作権法違反」として処罰される可能性があります

ポートフォリオなどで自身の実績として公開したい場合には、必ず発注者に事前確認をおこないましょう。

必ず契約書を交わしてから仕事する

契約書無しで仕事を受注するのは、非常にリスクの高い行為です。契約書を締結しないとトラブルに陥った場合に解決が困難になります。

契約書を交わさずに仕事を受注した場合に、発生するリスクは以下の通りです。

発生するリスク理由
損害賠償リスクを負わされる責任範囲が不明瞭なため
業務の対応範囲が拡大する業務内容や納期が明確でないため、業務の幅が無限に広がってしまう
報酬未払いのリスク報酬額や支払い期日についての明確な証拠がないため、支払い請求に不利
制作物の著作権や利用権が曖昧になる制作した記事の著作権や利用権が明確でないた、悪用されるリスクがある

フリーランスWebライターは、必ず「業務委託契約書」と「秘密保持契約書」の2種を受注前に契約しましょう。

契約書の雛形はクライアント企業が所持している場合が多いです。ただし、契約書の締結をこちらから依頼した場合には、ひな形の提示を求められる場合もあるため事前に準備しておきましょう

契約書のひな形はインターネットサイトから無料ダウンロードするほか、行政書士・弁護士事務所に有料で作成してもらうことも可能です。

業務委託契約書の書式テンプレート・ひな型の無料ダウンロード(弁護士法人 デイライト法律事務所)

フリーランスのWebライターに関するQ&A

虫メガネと紙の資料

これからフリーランスWebライターを目指している人は、疑問や不安に思う点が多いはずです。

そこで最後にフリーランスWebライターが抱きやすい疑問についてQ&A形式で回答していきます。

フリーランスのWebライターは食えないって本当ですか?

結論、人によります。生計を立てることはもちろん、高い年収を得ているフリーランスWebライターは多いです。

一方で生計が成り立たず、途中で挫折してしまうフリーランスWebライターもいます。実力主義の世界であるため、スキルのない人は、自然と淘汰されてしまうでしょう。

フリーランスWebライターに向いている人はどんな人ですか?

日本の四字熟語に「万事徹底」という言葉がありますが、フリーランスの世界ではまさに万事徹底できる人が生き残ると言われています。

フリーランスはサラリーマンと違って、活動がすべて自発的になるため、やるべきことを徹底できるかどうかは自分次第です。「人が見ていないとサボってしまう」「途中で手を抜いてしまう」という人は、フリーランスには向いていません。

大田ごう

仕事に対して真摯な人はクライアントからも信頼され、長くフリーランスとして活動できます。

フリーランスWebライターにとって一番得な年収はいくらですか?

フリーランスにとって最も得に感じやすい年収は、約600万円といわれています。これは「累進課税制度」が大きく影響しており、600万円以上の年収があると税負担が大きくなるためです。

所得金額税率
1,000〜1,949,000円まで5%
1,950,000〜3,299,000円まで10%
6,950,000〜8,999,000円まで23%
9,000,000〜17,999,000円まで33%
18,000,000〜39,999,000円まで40%
40,000,000円以上45%

年収600万円で経費が30%と仮定した場合には、課税所得は約420万円です。課税所得420万円は税率20%が適用される「課税所得330万円~695万円」の範囲に収まり、比較的税負担は軽くなります。

対して所得が695万円を超えると税率が23%に上がり、税負担が増えてしまいます。したがって収入を確保しながら税負担を抑えられる年収600万円は効率的な年収額と言えるでしょう。

フリーランスWebライターは確定申告の必要がありますか?

フリーランスWebライターは、確定申告が必須です。所得(収入-必要経費)が48万円を超えた場合には、確定申告が必須となります。

サラリーマン時代は会社が確定申告をしてくれますが、フリーランスは自分自身で手続きが必須です。

確定申告は決して困難な業務ではありませんが、それなりに時間がかかるので、場合によっては税理士などに依頼することもおすすめします。

1記事にかかる時間はどのくらいですか?

1記事にかかる時間は、ライター自身のスキルと案件内容に依存するため、一概に判断することはできません。ただし時間(時給)意識をもって記事執筆に取り掛かることは重要です。

同じ仕事内容でも、3時間かかる人と6時間かかる人では、単純に時給が2倍違います。高品質な記事を書くことは重要ですが、1つの記事に時間を使い過ぎのもNGです。

あとがき

フリーランスWebライターは、副業でWebライターをやるよりリスクが大きい反面、成功したときの見返りも大きいです。

また時間や場所にとらわれない働き方ができるフリーランスWebライターは、今の時代にマッチした職業でもあります。フリーランスとして成功できれば、より充実した人生になることでしょう。

フリーランスWebライターとして成功するのは決して容易ではありません。今回の記事を参考に、スキルアップを重ねながら、一流のWebライターを目指してください。

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この記事を書いた人

Webライター歴8年。営業マンとして働きながら、フリーランスのWebライターとしても活動。趣味は筋トレ。好物は「おにぎりせんべい」。

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